2009年1月30日金曜日

好みの食糧

期末テストと成績処理が終わってほっと一息。今回はその期末テストの話。

「好きな食べ物」という題材で書かせた作文の出だしでこんなのがありました。


好みの食糧はピザである。またマカロニ及びラザニアも好物である。


明らかにおかしい。「です、ます」しか教えてないはずなのに「である」の文体。しかも「好み」「食糧」「及び」「好物」といった単語の選択も読んでいてすごく不自然。不審な点だらけなので、呼び出してきいてみることに。

「これ、君が書いた文章だけど、読んでくれないかな?」
「私の好きな食べ物はピザです。」
「ちょっとまった。それ、ぜんぜん違う。」
『私は「I wrote that my favorite food is pizza.」って書いているはずだけど。』
「意味はその通りだけど、文章は全く違うよ。」
「、、、、、、知り合いの日本人にちょっと手伝ってもらったんだけど、何が間違ってるの?」
「、、、、、、その人連れて来てくれないかな。是非とも会いたいよ。」
「、、、、、、、、、、」
「、、、、、、、、、、」
無言で向かい合うこと十数秒。
「その人、もうシカゴにはいないかも。近いうちに日本に帰るって言ってから。」
「その人の名前は?」
「、、、、ミスターハンダ、、、っだったかなんだか」
「ホンダ?それ車会社?」
「、、、、ミスターあくみゅろ、、、」
「それ、僕の名前をもじっただけじゃない?」
「、、、、、、、」
「新しい名前なんか考えてないで、素直に白状したら?翻訳プログラムを使ったでしょ?」
「、、、、うん。」
「明日までに書き直して再提出。今度は自分で書くんだよ。」

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