2009年3月10日火曜日

ホームワークパス

ホームーワークパス、別名「宿題免除券」。こんなモンを発行した日には宿題の意味がなくなるんじゃないかと思いますが、こっちの学校じゃ結構メジャーだったりします。

僕は基本的にこういったパスは一切扱わないのですが、生徒の根強い要望により試験的に導入することに。というか、昔「先生、日本語クラスでもホームワークパスやってよ。」「あー、うん。考えとくよ。」と適当にナマ返事しておいたのですが、生徒の方がよく覚えていて、毎日せがまれた結果、まぁ仕方ないか、という次第です。

「じゃぁ、パスと出す条件で追加宿題をやってきたらそれと交換でパスを発行してあげるよ。」
「ええー本当?追加宿題をどれだけやればいいの?」
「ああ、うーんとね、じゃぁ追加宿題を十回でどう?」
「やるやる!」
「わたしもー!」
「僕は20回やってパス二枚もらっちゃうよ。」


あのー、、、、、、パス一枚で宿題は一回しか免除されないんだよ。どう考えても割に合わないと思うんだけどナ。まぁいいや。10回も追加の宿題やってきた日には、一回やらなくてもどうってことないからね。他の先生がどういう条件でパスを発行しているのか知りませんが、これは使えそうです。


ああ、でもこれが通用するのは4年生まで。さすがに5年生になると気付く子供がいました。

2009年3月5日木曜日

何人?

一年生の話

まずはAちゃん
「先生、私ねクォーター アイリッシュなの。」
「へぇーそうなんだ。具体的にはどの部分がアイリッシュなの?」
「えっとね。パパがハーフ アイリッシュで、髪が赤くて眼が青いの。私の髪は赤毛じゃないけど、目は青いでしょ?」
「うんうん、確かにそうだね。」


続いてR君
「先生、僕もアイリッシュだよ。」
「ええ!?君は思いっきりヒスパニックだよ。お父さんもお母さんもメキシコ人でしょ?名字だってAlv〇〇〇zだし。」
「僕はアイリッシュだよ。だって、アイリッシュダンスできるし。ほらね?」
「ダンスって習えばいいだけでしょ?それに、そのダンスなんか違う。どっちかっていうとコサックダンス。ロシア人じゃね?」
「ロシア人?まぁいいや。」
「いいのかよ!?」


最後にP君。こちらから仕掛けます
「実はね、先生もアイリッシュなんだ。この髪は実は染めてあるだけで、本当は赤毛なんだよ。」
「ええー違うよ!もしアイリッシュなら、アイリッシュ語で話してよ。『Blue』ってアイリッシュ語で何ていうか知ってたら信じてあげる。」
アイリッシュ語ってあるの?ってか英語圏だよね。それともゲーリックの事かな?
「アイルランドの言葉で『Blue』って何ていうのか知らないよ。」
「じゃ、やっぱり先生はアイリッシュじゃないね。」
「それじゃ、P君は日本語で『Blue』って何ていうか知ってる?」
「知ってるよ!『あお』でしょ。」
「じゃ、P君は日本人だね。日本語で『青』ってちゃんと言えたから。」
「、、、、、、、、、うん。そう、日本人。」
P君納得。

2009年3月3日火曜日

月曜日が休館日

今年も春休みに生徒を日本に連れて行くので、見学する場所を色々と探しているわけですが、美術館や博物館ってやたらと月曜日が休館日の所が多いですね。今回の話は日本旅行準備クラスから。



浮世絵が見せたくて原宿の太田美術館
近代化以前の日本の生活が知ってほしくて上野の下町風俗博物館
日本庭園を散歩しながら花見でもと新宿御苑
侍日本、武士の命だ刀剣博物館

この他にも幾つか候補はあるのですが、ことごとく全滅。スケジュールの関係上、月曜日が東京観光のメインになるので痛いねぇ。この際、火曜日も東京で観光して、夕方から新幹線で京都に移動ってのもありかも。京都に着いたら、さっさと夕食を食べて寝てしまえば、次の日の負担にもならない。うん、これでいこう。

とまぁ勝手に自問自答しながら議題を進行していました。そんでもって時間があまり気味な月曜日のスケジュール。どこか行きたいとかある?って生徒に聞いたら生徒から「秋葉原で『ブリーチ』のポスター買えるかな?」ってきかれました。まぁ秋葉原に行かなくてもありそうなものだけどね。そんな物はネットで探したほうが早いんじゃないかな。




注意 以下、話が飛びます。どっちかって?うーん知らない人は全く解からない方向です。理解できなくてもがっかりしないでください。むしろ、理解できない方が幸せかもしれません。








そしたら、卒業生で遊びにやってきてたAちゃんが「秋葉原に行くならメイドさんと記念写真とってきて^0^」
そういえば君は在学中から「ハルヒ」や「ひぐらし」が大好きだったよね。何せ卒業式の日本語クラスの発表で「晴れハレ」をやろうって提案するぐらいだから本物だよ。(結局多数決でGrateful Daysに落ち着いたけど)やっぱりその辺の事情も良く知ってるんだね。

「あっはっはっは。センセーたのまれちゃーしかたねーな。じゃあ、記念写真を数枚ほど、、、」と言いたいところですが、引率は自分以外にもK先生とご両親が一名いることを忘れちゃいません。シカゴに戻った後に自分の仕事が危なくなる行動は控えさせてもらいましょう。

じゃぁガンダム博物館は?アメ横見物した後なら電車で30分だよ。距離的にも十分行動範囲じゃね?校長にも「連邦の科学技術の粋を見せるのです」って言えば計画通りそうだし。連邦ってどこの連邦だって突っ込まれたらどうしよう。いやいや「種」とか見てガンダムを解かった気になったいるアメリカ人に本物の良さをここらで教えておかないと。スペースコロニーの模型なんて結構おもしろいんじゃないかな。それに見てみたいよね等身大のザクの頭とかさ。ザクマシンガンでガンダムを撃ってジーンの無念を晴らしてやろうよ。



そもそも、シカゴから遥々日本に来てガンダム博物館に連れて行かれた日には、どんなに大人しい生徒でも怒ると思う、うんきっと怒るに違いない。広島の平和記念公園とガンダム資料館が同列の見学先候補になってしまう時点で色々と問題アリなんだろうな。