2009年5月18日月曜日

となりの中国語

今日は外国語クラスの研修でした。研修先に向かう車の中で先生同士の会話

仏語教師「日本語と中国語って似てるけど、どのくらい似ているの?」
"How are Japanese and Chinese similar?"

自分「文章を書くためのに使っている文字が同じ、全く同じじゃないけれど似ているからね。でも、文法も発音も全然違うよ。似ているのは文字だけ、、、、、、、」

"We use the same letters, not exactly but close enoug. But grammar and pronunciations are absolutely different. It just we have the same kind of...."

中国語教師「そうそう、日本が盗んだのよ。」
"It's similar because Japan stole from us."

盗んだんですか?確かに中国人から使用許可をもらった覚えはないけどね。でも、“Stole”ですよ。「そんな事をいうなら、自分こそ漢字で『著作権』って書いてみろ!」って言おうと思ったけど、そこは流します。

自分「補足説明をどうも。留学生を派遣したりして勉強したんです。もちろん文字だけじゃなくて美術や宗教、そして土木技術なんかも。」
"Thanks for fininishing my sentense. Yeah, we sent students to China to study not only letters but also arts, religion, engineering, etc."


中国育ちの中国人って、アメリカ育ちの中国人より難しいですね。

2009年5月5日火曜日

オリンピック週間

今日からウチの学校はオリンピック週間。誰が決めたかは知りませんが、どうせ教育委員会あたりが適当に決めているんでしょう。問題はオリンピック週間決定後。「全てのシカゴの学校において、今週はオリンピックにちなんだ授業をしてください、以上。」なんて計画から実行まで丸投げされた時は耳を疑いました。とりあえず、責任者を出してください。



そんでもってオリンピック週間。そういえば先週の連絡事項にそんな事が書いてあったけぐらいの気分でいたら、これが本格的。今日はオリンピックの旗を星条旗の隣に揚げるセレモニーから始まり、ゲストの演説やら、プロモーションビデオの上映会で午前中の授業が全て潰れました。昨晩深夜までかかって仕上げた授業計画はどうしよう?まぁ明日使えばいいかな、なんて考えているところに今週の予定表が配布されます。どうやら明日は外国語部は全ての授業を返上してバッチボールの大会だそうです。バッチボールとは草の上のカーリングみたいなものです。イタリアやフランスのゲームらしいですけど、決してオリンピックの正式種目ではありません。



仕方なく今日の放課後は明日のバッチボール大会の計画です。そもそもオリンピックだから外国語のクラスにやらせようっていう安直さが目立つこの企画。「イタリア語、フランス語、スペイン語、中国語、日本語、そしてESLのクラス対抗戦でもしとけばオリンピックぽく見えるね。」程度にしか考えてないのでしょうか。ちなみにESLの生徒は中華系ばかりなので、ある意味当の中国語クラスより中国語らしいクラスだったりして。




そうそう、明日は五月五日。日本なら子供の日。メキシコではCinco de Mayo(メキシコ独立記念日)です。スペイン語クラスではCinco de Mayoにちなんでピニャータをブッ叩きながらバッチボールをするらしいです。我々も対抗して鯉のぼりを振りながら「がんばれニッポン」で応援しようかと。もう何でも来いってかんじですね。今週は今学期の五週目にあたるので、中間報告のレポートが家庭に配られる予定なんですけど、お祭り騒ぎで授業はなさそうです。








マジで授業させてくれないと終わらないんですけど。

2009年5月1日金曜日

衣装の印象

現在、シカゴのAsian Festivalで発表する盆踊りを練習しています。今回は高学年ではなくて二年生を参加させます。事の始まりは中国語の先生から一緒に低学年で参加しようと持ちかけられたのがきっかけでした。そして、その中国語クラスの踊りのほうですが、これが誘ってくるだけあって本格的。中国人の振付師が衣装まで持ち込んでやるぐらいです。中国政府から振付師に払うお金が出ているそうです。


今日は中国語のクラスが衣装を着て練習をしていました。レースのヒラヒラがついたとんがり帽子、赤いベストを素肌にきて、短パンは黄緑。男の子だから露出度が高いのはそれほど問題にはなりませんが、ちょっと派手です。それを見ていたG君が僕の脇腹を突っつきながら話しかけてきました。彼は4人兄弟の末っ子。お兄ちゃん達から二年生には相応しくない知識をたっぷり仕込まれています。


"Sensei, did you see those Chinese class kids?”
"Yeah, What abou them?”
"You know, their costumes are kinda strange,,,,,you know what I mean?"
"No, I don't know what you're talking about."
"Oh, c'mon. You know what I mean.They look little, not very man like. Too fancy for guys."
"What are you trying to say?"
"They are like...you know...Different kind of guys."

「先生、中国語クラス見た?」
「うん、それがどうかしたの?」
「あれってさぁ、ちょっと変じゃない?ほら、わかる?変なんだよ。」
「えぇ?何言ってんの?」
「だからさぁ、ほら、わかるでしょ?男らしくないんだよ。あの衣装、男にはファンシーすぎると思わない?」
「何が言いたいのさ?」
「アイツらさ、ほら、ちょっと違う種類の男に見えるってゆーか。」







僕も同じ感想でした、生徒の手前認めるわけにはいきません。知らぬ存ぜぬで通しました。