2009年2月18日水曜日

髭のあるナイスガイ

一年生の話

ひらがなの練習をしている時にL君が唐突に質問をしました。
「先生、神様って知ってる?」

いきなりディープな質問だなヲイ
どう答えようか迷っていると、L君が続けます
「僕は会ったことあるよ。髭のあるナイスガイだよ。」
「へぇ、、、髭のあるナイスガイねぇ。知らなかったよ。」



続いて少々昔の話になりますが、八年生の話

授業が始まるや、S君が一言
「俺、ダーウィンぶっ殺す!」
「朝からぶっ殺すたぁ、穏やかじゃないね。何か彼に怨みでも?」
「人間が猿からから進化したなんて、適当な事ぶっこきやがって、もう赦せねぇよ。」

ちなみに、これは月曜日の一時限目の話です。昨日の日曜学校で何か吹き込まれたんでしょう。

「まぁ、アメリカじゃ進化論は賛否両論だからね。それにしても、いくら君が『ぶっ殺す』って息巻いても、彼は当の昔に死んでいるから、どうもできないよ。イギリスに行って墓でも暴てみる?そうそう、言って置くけど、もちろん捕まるよ。」

この辺でやめておけばいいのに、まだ続けるS君
「俺が言いたいのは、アイツの言ったことは万死に値するってことだよ。もし一緒の時代に生きていたら、俺、ぜってー殺す。」
「さっきから『殺す、殺す』って随分荒れているようだけど、それは殺人ってことだよ。十戒を読んだことある?『汝の意見に異を唱える者を殺害せよ』とは書いてないでしょ?『殺してはならない』って書いてあるはずだよ。」




シカゴの公立学校で政教分離のコンセプトを守らないとクビが飛びます。規則は色々とややこしいので全ては書きませんが、ここで一つ確かなことは、生徒から振って来た話題に対して応答するのはOKということ。それにしても、シカゴのような都会でもS君のようなキリスト教極右派の家庭があります。

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