2007年3月21日水曜日

反則

その場の状況において、授業内容を変更することが時々あります。今回は、子供たちから、「ねえねえ、あれまたやって」とせがまれて、まぁいいかと思いつつ、彼らがやりたがっているゲームをしました。今回はその時の話です。

Kindergartenは動物の名前を勉強しています。羊、山羊、鼠、馬、などなど、合計15種類の動物です。今日のクラスで、絵カードでゲームをしながら勉強していた時に、「先生、ヘビになって私たちを追いかけて」と頼まれました。教室で「追いかけっこ」なんかやって、その瞬間を校長に踏み込まれた日には目も当てられない事態になるのは明白な訳で、最初は「いや、無理」っと無碍もなく断ろうかと思ったのですが、これも、ひょっとしたら、やりようによっては遊びながら勉強できるかもと思い直して、やってみることにしました。


まず、ルール設定
机を並び替えて牧場の囲い、もしくは小屋に見立てます。
水飲み場と餌場を設定、教室の端にプラスチックの果物を並べて、隣に空のバケツを置きます。
生徒一人一人に動物を割り当てます。C君は羊、Tちゃんは猫、などなど。
牧場と餌場/水場の間に蛇のすんでいる穴を設置。もちろん蛇は先生。動物は名前を日本語で呼ばれたら牧場から出て、蛇を躱しながら牧場と餌と水の所を往復します。蛇に捕まらずに無事に帰れるかどうかがポイントになります。



ゲーム開始
羊のVちゃん。最初は羊の役になりきって「めぇーめぇー」言っても、蛇の穴までくると「きゃーきゃー」言いながら逃げ回ってました。他の子供達も皆同じ、全員ノリノリで遊んでました。ところが、犬のJ君。自分の順番になったとたんに、"I don't care about sanake. I can kill it." 「蛇なんか怖くないよ。だって殺せるもん。」と一言いうが早く、蛇に頭突きをかました。(注:蛇は俺)その後蛇の背中をカサカサ引っ掻いて、二足歩行で食べ物とバケツを強奪して帰還していきました。




犬のはずなのに、なぜかマングーズ。

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