2007年10月2日火曜日

壁にぶつかりました

Field Trip先での出来事
文楽の観賞を終えた後、トイレに行きたいとA君とS君。しばらくして帰ってきたらS君が唇から血を流して、少し涙目。どうしたのかときくと「あるいていたら壁にぶつかった」という返事。

あのね、そんな簡単に人間は歩いていて壁に血が出るような勢いでぶち当たりません。もう一度きいても、「壁に当った」の一点張り。まぁ本当のことを言うつもりはないようだし、帰る時間も差し迫っていたので、とりあえず全員をバスに乗せる。

バスの中で隣の席に座っているA君とS君。なにやら二人で話し込んでいるので二人の間に割って入る。A君とS君を別々の離れた席に座らせた後、血を流していたS君に、「んじゃ、もう一度説明して」と再度説明を求める。「壁にぶつかった」とまた言うので「じゃあ、どこの壁にどうやってぶつか」と聞くとポツポツと話し始めるS君。一通り聞いた後で、今度はA君。「もう一度説明して」というとA君もどのようにしてS君が壁にぶつかったかを話すけど、話が噛みあわない。

彼らが自分達で墓穴を掘ったので今度は「壁にぶつかったのはウソってわかったから、ちゃんと説明しなさい」と一押し。さて、ここにきてようやく二人とも"We were just messing around”「ちょっとふざけていただけだから」と話し始める。何がどう「ちょっとふざけた」のかをきくと、これもまた二人の間で話がかみ合わない。二人の説明に矛盾点があることを伝えつつ(でも何がどう矛盾しているのかは教えない)説明のやり直しををすること15分、バスが学校に着く前に二人の話が噛み合い始めて事件の全容がわかりました。

早い話がトイレで喧嘩の真似事をしていて、A君の拳がS君の唇に当たった結果、S君の唇が割れたということ。トイレから帰ってきた直後の様子を見る限り、本当に喧嘩をしていた様子はないので、まぁこんなところかと。


しっかしねぇ、顔を見た瞬間に「あ、この子ウソをついてる」って解るんだけど、中学生ぐらいになるとウソがばれるように事を運ぶのに少々時間がかかるんです。

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